適度なスプリングのダブルベッドは寝心地良くて


俺は本気で寝るモードに入った。


由美子を抱きたいのは抱きたい。



でも、それは今でなくてもいいはず。


・・なんて言い訳しながら意識を飛ばそうとしたその時、


モゾモゾと動き出した由美子が背後から抱きついて来た。



柔らかな肌がピトッとくっついた。


由美子も裸だった。



背中に押し付けられる胸の肉。


俺の腰に腕を回している。



この期に及んで俺は動けなかった。


吸い付くような肌の感覚に痺れ動悸が激しく鳴る。



由美子は「ちゅっ」と俺の背中にキスをした。



ここまで求められて応じないなんて女に恥をかかせるのと一緒だ。




”抱いてしまえ!”