黒い日傘をさした女

ボーイが出て行ってから俺はバスルームに行った。



中はシャワーだけのブースとバスタブのあるブースに分かれていた。



俺はシャワールームに入り勢いよく浴びた。



設置されているシャンプーで頭を洗い、体を洗った。



お湯の温度はかなり下げているのに体の熱が収まらない。


仕方なく水にして頭から浴びた。



「雅也?まだ?」


と由美子の声が聞こえた。



俺はハッとして「なに??」と返事をした。



「いつまでシャワー浴びてるの?お腹空いた」



と由美子の拗ねたような声に



「すぐ出る!」


と答えて急いでシャワーを止めた。



濡れた体にバスローブをまとい、頭をタオルで拭きながら部屋へ戻った。



テーブルの上には欧風料理が並べられていた。


魚のカルパッチョが新鮮で食欲を誘った。



「さあ食べましょ。お腹ペコペコ」


と由美子は起用にナイフとフォークを使ってパクパク食べた。


俺も豪快に食べた。



「ふふ。いい食べっぷり」


と由美子は悪戯っ子のように笑った。