黒い日傘をさした女

「あら?雨?」


と由美子は恥じらう様子もなく近づいてきた。


バスローブの合わせ目から見える胸元。



俺はひるんだ。


(ほくろがある・・)



俺の隣に立った由美子から爽やかなミントの香りがした。



「・・雷警報出てる」



と俺は掠れた声で言った。



「ほんと?」


と由美子は嬉しそうに俺を見上げた。


玩具を貰った子供のようなキラキラした瞳で見つめられて俺は・・。





思わず抱きしめていた。