私あなたに、恋しちゃいました!!

キーンコーンカーンコーンッ


チャイムが鳴って、前の席のヒカちゃんが勢いよく振り向いた。


ちょっと怖かったぞー、ヒカちゃん。


「で!さっきの話の続きなんだけど、」


「煇ー!!」


ヒカちゃんが話を切り出そうとした矢先に、話が遮られてしまった。


ぉおう。ヒカちゃん何だか怖いぜよ。


ヒカちゃんの背後から黒いものが見えるよ?


声のした方に振り向くと、そこにいたのは、勝木くんだった。


宮野 勝木くん。


学年一、カッコいい男で2位らしい。


因みに、ヒカちゃんの彼氏だったりする!


おっと、忘れてたぜ。


ヒカちゃんこと、秋葉 煇。


こっちも、学年一、美人な女で1位!


この2人は誰もが認める、美男美女カップルなのだ!


おっと、それで、そのカッコいい男2位の勝木くんは、一体どうしたのかな??


「何?」


ぉおう。返事が冷たいね?ヒカちゃん。


「いやさ。次、合同授業みたいだから一緒行かねーかなって」


「あ、そっか。次、合同授業だったね」


あ、ヒカちゃん何だか嬉しそう!


ヒカちゃんが嬉しそうだと、私も嬉しいぞ!!