指差した先には月島と、月島の部活の先輩と思しき人がもう来ていた。


「あらら。もう来ちゃってたか~」


今の時刻は午前9:55だった。


というか、もう隠す気なくなったな。この人。


そうこうしているうちに、月島たちは歩き出した。


「よっし!!それじゃあ、行くわよ!!野郎ども~!!」


「お~!!!」


テンション高っ!?


てか絶対分かってないだろ、勝木。


俺はため息をつきながら、勝木たちの後に付いて行った。