「あ、ところで、何だったの??」


ヒカちゃんはふと思い出したように私に聞いてきた。


「笹塚部長が、明日買い物に付き合ってほしいって」


「ふぅ〜ん……。あ、そうだ」


ヒカちゃんは何だか面白くないといったような顔をし、突然何かを思いついた様な顔をした。


どうしたのかな…?


「おーい!お前らさっさと移動しろー」


担任の健ちゃんが教室を覗くように私たちを見て、声をかけてきた。


おっと、健ちゃんは、本名宮田 健介。


私たちのクラスの担任。


ほとんどの人が健ちゃんと呼んでいる。


何故かって?


宮田って名字の先生がもう1人いるからです!


あ、後、生徒にも宮田って名字の子が1人いる。


そっちも男で、でも生徒なので、皆んな宮田くん呼び。


まぁ、先生は違うけど。


それはさて置き、私たちは急いで教室から出た。


ヒカちゃんが勝木くんと、木野村くんに何か話しているのを私は知らなかった。