ヒカちゃん達の所に戻ると、何だか楽しそうに3人で話していた。


「ヒカちゃん、何話してたの???」


「んー?別に〜、何でもないよ!」


ヒカちゃんはニコッと笑って答えた。


「あ!そういえば、自己紹介がまだだったね」


ヒカちゃんは今思い出したかの様にそう言った。


確かに自己紹介まだだったかも…。


ヒカちゃんに言われるまで気付かなかったな。


勝木くんも、あっ!と言って、今気付いたみたいだった。


「それじゃあ私から!勝木の彼女の、秋葉 煇です。よろしくー」


ヒカちゃんはニコッと笑って、ピースサインをした。


それに続いて私も自己紹介をした。


「勝木くんの彼女の、ヒカちゃんの友達の、月島 美央です!よ、よろしくっ!」


途中、自分が何を言ってるのか分からなくなった。


ああ!!恥ずかしいっ!!!!


そう思い、俯いていると、クスッと笑う声がした。


顔を上げると、彼は可笑しそうに笑っていた。


笑われたっ!!!


あ、でも……。


笑った顔可愛いかも…。


そう思っていたら、彼が自己紹介をした。


「初めまして、バカ勝木の親友をやってる、木野村 白杜です。よろしく」


そう言うと、今度はニコッと笑った。


木野村 白杜くんって言うんだ……。


「バカは余計だろっ!!!てか、俺はバカじゃねぇーし!」


「あー、そうだっけ?でも俺からしたらお前バカだし」


「そんなに点数とか変わんねぇじゃんかよ!」


「悪かったって」


木野村 白杜くんは、クスクスと笑いながら勝木くんをからかっていた。