私あなたに、恋しちゃいました!!

「どうかしたんですか?」


私が笹塚部長にそう聞くと。


「月島ごめんけど、明日何か予定ある?」


明日…は、土曜日か。


「いえ、ありませんけど?」


「良かった。悪いんだけど明日、買い物に付き合ってくれないかな?」


笹塚部長はホッとした顔をした。


「良いですけど、何買うんですか?」


「来週のスケッチに使う、スケッチブックと絵の具。それから、筆がだいぶ傷んできたから筆も買いたいんだけど」


「良いですよ!私も丁度買いに行こうかと思っていたんです!」


「そっか、それなら丁度いいね。明日10時に駅前の噴水の前でいい?」


「はい!10時ですね?分かりました!」


満面の笑みで答えると、笹塚部長は少し頬を染めて「じゃっ」と言うと、自分の教室へと戻って行った。


『明日10時、駅前の噴水の前』っと。


携帯を取り出し、メモ帳を開きそうメモした。


クルリと振り返り、ヒカちゃん達の元へ戻った。