私あなたに、恋しちゃいました!!

さっきの男の子は教室の中に入ってきて、私たちの。てか、勝木くんの所にきた。


え!嘘!!


ちょっ!心の準備できてないんだけど!!!


「お前さー、喋ってる途中でいなくなんなよ」


「あー、ごめんごめん!」


勝木くんは全然反省してないように謝った。


「まぁどうせ、彼女の所だろうと思ったけどさ」


そう言いながら、彼はこっちを向いた。


初めはヒカちゃんの方を見て、次に私の方を見た。


目があうと、途端に私の心臓はバクッバクッと暴れだした。


「あれ?あんた……さっきの」


「え?何?美央、知り合い??」


ヒカちゃんは私の方を向いて聞いてきた。


「へ?あ、いや、知り合いっていうか……。さっき?その……助けてもらって…」


言ってて恥ずかしくなってきて、私の顔は今多分、真っ赤だ。


「助けて……。えっ!じゃあ、さっきの話の人って……」


ヒカちゃんが指をさす人物に対して、私はコクリと頷いた。


「えっ!美央ちゃんそれマジ!?」


もの凄く驚いた顔をした勝木くんは、身を乗り出すようにして聞いてきた。


勝木くん声大きいよ〜!!!!