「ウガァァァアアア!!!」


妖魔の足元に☆のマークが光りだした

体に刻まれていた文字が浮かび上がり周りを囲んだ


「「「 黒蝶流 闇夢零式 」」」」(コクチョウリュウ アンムゼロシキ)


術を唱えると同時に回りを囲んでいた文字が妖魔を締め付けた

☆のマークの中に妖魔が沈んでいく


「・・・ククククク・・・覚エテイロ・・・黒蝶。・・・我ハ何度デモ・・・甦ル」

妖魔はあの邪悪な眼差しを向けた


「「「 無に帰せ 」」」


妖魔は完全に姿が消えた



ドサッドサッ!!!


三人は力尽きたように倒れた



「何、度だって・・・甦ってこ、い。また返り、討ちにし、てやる・・・」

「・・・戦、いは・・・終わらな、いん、です・・・ね」

紅い髪の男が言うと金色の髪の男が今にも消えそうな声で言った


「次こ、そ・・・本当の、終、止符を・・・うって、くれんだろォ。俺、達の『弐代目』がな・・・」

藍色の髪の男は儚くも力強く言った


三人は微笑み、自らの刀を強く握り術を唱えた


「「「 黒蝶式最終秘技 蓮蒼夢聖獣開放魂うつし 」」」 (コクチョウシキサイシュウヒギ レンソウムセイジュウカイホウタマウツシ)


それぞれの刀が眩い光を放った