明治から続く西条家。 西条家は細々と貿易をしながら生活をしていた。 わたしの祖父、西条海路-カイジ-は初代から続く貿易を拡大しながら、昭和初期の高度成長期に海外の家具輸入に力をいれて西条家の更なる飛躍に力を注いだ。 だからなのか、現在当主の父、西条路哉-ミチヤ-は祖父には頭が上がらない。 そのせいもあり、すべての決定権は祖父。 小さな小さなわたしなんかが何も言えるわけがない。