ケーキと秘密の王子様


音のする方を向くと、街灯に照らされ、雨にぬれる黒猫が和葉をみる


すると、ふいと目線をそらし、歩いていく。


その様子を和葉はぼーっとみていると、和葉がついてこないことに気づいたかのように黒猫は振り返る


「もしかして、私についてきてっていってるの?」

 
そう問いかけるけど、猫は分かるはずもなくまたゆっくり歩きはじめた


不思議におもい、和葉は急いで黒猫についていくことにした