ケーキを堪能し、店をでると、何か言いたそうに空は雨をポツポツ降らした 「げー、私傘もってないよ」 鬱陶しそうに空を見る和葉 確かに、家を出るときには厚い雲が空を覆っていた なんというタイミング 夕方という理由もあってか、辺りは帰路につくカップルや家族が傘を分け合っているのが見える 心は帰りたいのだが、傘を持っていないため、流石に歩いて30分ほどかかる家まではこの雨では帰れない