甘い恋じゃなかった。




「莉央!?ねぇちょっとそれ詳しく…!」


「そこ、いつまでも喋ってないで仕事しろ!」



その時、会議から戻ってきた課長の叱咤が飛んできて、私と莉央は大人しく口を閉じパソコンに向き直った。



西山部長といえばイケメンで仕事も出来、当然のようにおモテになるのに不思議と女の影はないという謎多き人物だ。

仕事関係の女には手は出さないと徹底している、ていうかそもそも女に興味がない、いや実は隠し子が…なんて様々な噂があるような男をいつの間にモノにしていたのか。




近々莉央を飲みに誘おう。そして根掘り腹掘り聞こう。絶対聞こう。私はそう心に決めた。










そして定時で仕事を切り上げ、私は牛奥から指定された店に向かっていた。


莉央はというと、「今度詳しく話きかせて〜♡」と怪しげな微笑みを残して帰っていった。いや詳しく話聞きたいのはコッチだよ。




いや、それはともかくとして。




私は到着したお店の外観を眺めて思わず目をみはる。



何ここ。


なんか、めっちゃオシャレでいい感じのカフェですやん!!