「え…ということはここ、小鳥遊の家…?」
段々と状況を理解し始めたらしい牛奥。何度も何度も私と桐原さんを見比べて
「お前ら…同棲してたのか!?」
悲鳴のような声でそう言った。
「同棲!?いや同棲っていうか」
「つ、つつつ付き合ってたのか!?」
「いやいやそんなわけ」
「いつから付き合ってたんだー!!!」
人の話を全く聞こうとしない牛奥。どんどん顔が青ざめていくような気がするのは二日酔いのせいだろうか。
「だから違うって!もう、桐原さんからも言ってくださいよ?」
否定するのが面倒くさくなってきて、布団の上に胡坐をかいたまま黙り込んでいる桐原さんに援助を求めると、ゆっくりと彼が立ち上がった。
「同棲?いやいやありえねーし人の話を聞け!!」と一喝してくれるのかと思いきや。
私の隣に立った桐原さんは、何を思ったのかグイッと私の肩を思い切り自分の方に引き寄せた。
トン、と肩が桐原さんの二の腕あたりにぶつかる。
…は。
「そうだけど?」
隣でそう言い放った彼に。
牛奥が倒れた。
「う…牛奥ー!!!!」



