昨夜、桐原さんが倒れた後。
とりあえず私は彼をソファベッドの上に寝かせ、冷えピタを貼り、寝室から持ってきた毛布を被せた。
よくこんな状況で、三日間も張り込んでたな…。
そんなことを考えながら、とりあえずササッとメイクだけでも落としてこようかと立ち上がった時
パシッ
再びつかまれた手。
「言ったろ…どこにも行くなって」
それが私に向けての言葉じゃないことは分かってる。
でも、
「…行きませんよ。どこにも」
その手を振り払うことは出来なくて。
桐原さん、今でもお姉ちゃんのことが好きなんだ…。
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