「このままではもう、歩く事は出来ないでしょう。」 その瞬間、俺の世界は音を立てて崩れていった。 俺の人生はサッカーだけだった。 小さい頃からサッカー選手になる事が夢だった。 その為に今までずっと頑張ってきた。 そして今、サッカー名門校のサッカー部でエースになる事が出来た。 一歩。 夢に近づけたと思った。