「ん。信じるからね。じゃあ、俺いっちゃうよ?また来るから。」


「うん、いってらっしゃい。」


ドアが閉まって、あたしは盛大なため息をついた。


そして両手に持っていた、服や勉強道具、その他もろもろを入れたリュックを机に置く。


「もー、逃げたいよー!!」


ベッドにダイブして、足をバタバタ。


暇だし、ひとりだし、さびしいし。


なにより明日は検査の日!!最悪...。


どうしよう。今はなんとかこの衝動をがまんしてるけど、明日になったら、怖くて逃げ出すかもしれない...っ。


「はぁ......。」