一瞬でまわりの空気が冷めた。 や、やばい.....もしかして。 「亮樹兄ちゃんだ...。」 体の血の気が引くのをわかる。 だって、まずいよね?夜中だっていうのに、しかも家族じゃないって言ったあげく家飛び出してきちゃったんだもん。 「はあ?!なんだそれ!」 わあっ!翔、いきなり声をあげないで。びっくりする... 。 そう思うや否や、翔は急いで玄関に向かった。 「ち、ちょっとまって!」