「あのさ。」
「ん?」
「俺は何をしたらいんだろ?」
真剣なまなざしの翔。
「…翔。」
「俺、桜に生きてほしい。どんなに辛くても、桜が大変でも…生きて、笑っててほしい。」
まだ少しだけ、瞳が潤んでいて。
桜の手を握った。
「そのためだったら、俺なんでもする!
何かしたいけどっ…わからないんだ。なにをしたらいいのか。
高校の授業のノート、桜の分もとったり、俺は同じクラスになったから、桜がいつ来てもいいようにクラスのやつに桜の話ししたり…。
そのくらいしか、浮かばないんだよ。
だから、他に何したらいいか………亮樹先生?」
気がつくと、亮樹の目から涙がぽろぽろと流れていた。
体が震えていて、手で顔を押さえる。
「いや……ごめん……」


