「いたいぃ…いたいよっ…」 かすかに、苦しげな声を出した。 近くまで耳を傾けて、ようやく聞こえるくらい。 「痛いね、でも大丈夫だからね。 どこか痛いのか言えるかな?」 そっと優しくいうと、今度は涙をぽろぽろと流し始めた。 「ママっ……ママどこ?」 …だめかな。 じゃあこっちが悪いとこ見つけないと。 なるべく痛みが出ないように、丁寧に。けど急いで処置を行った。 「茜さん、この子の処置終わったのでお願いします!」 「わかりました!」