亮樹兄ちゃんは、笑った。




「だから、気にしなくて大丈夫。

それより、今は…その、桜は晴ちゃんのことが気になると思うけど、今は治療に集中しよう?」




「でも、晴ちゃんはどうなるの?死なないよね…?

生きてくれるよね?」



亮樹兄ちゃんは、また、あたしの頭をなでて笑った。



「桜も一緒に頑張ろう?晴ちゃんと一緒に頑張ればいい。

早くなおして、また晴ちゃんと話したいだろ?」



コクっとうなずいた。



「じゃあ、絶対に治すよ?いいね、桜?」




「うん…!」