「じゃあ、とりあえずこっちこい。な?」
亮樹兄ちゃんにぐいぐい手を引っ張られて、たどり着いたのはいつもの病室。
「えぇー。明日からずーっと缶詰め状態にあるくせに。
今日くらい外にいても... 」
「いいからー。」
え?もうなんなの?
されるがままに連れてこられた。
時計を見ると、もう2時過ぎ。
さすがに、あたしもどんだけあそこにいたんだろ... 。
「桜、いい?今だけは明日のこと忘れろ。」
... ... うん?え、真顔でそんなこと言われても。
「桜ちゃん、楽しんでね!」
あ、茜さん?ど、どういうこと...
ガラッとドアを開くと。
「さくらーっ!!」
パーンっ


