みんなは一緒に卒業式でれるんだぁー。
いいなぁ。いいなぁ。
「... いいなー。」
そんなことを言ってみても、なにも変わらないわけで。
思いっきりベッドにダイブした。
久々に携帯を開いてみると、着信やらラインやら... すごいきてる。
でも、見れなかったんだよね。
入院中は携帯ダメだし。
でも、亮樹兄ちゃん、今日だけは特別って渡してくれたの。
たぶん、亮樹兄ちゃんは友達から連絡くるんだろうなとか思ったんだよね。
今日は卒業式だし。
画面をタップして、着信を見ると、クラスの友達や学校の... えっ、学校から?
っていうか、なんであたしの携帯番号知ってるんだろ?
ま、いっか。
... うわ、ラインもめっちゃきてる。
だいたいひとり一件ずつ。
「... これ、見るの大変だなー。」
自然とふふっと笑顔になれた。
ガラッ
突然、ドアが開いて入ってきたのは。
「おはよ。桜ー。」
にこにこの亮樹兄ちゃん。
... 昨日まで微妙な顔してたのに、なにかあったのか?
... まさか、彼女ができ..なんてね。
「おはよう。どうしたの?」
すると、亮樹兄ちゃんは笑った。
「なにって... 回診!」


