「うんっ!今、お願いしてて。出させてもらう!」 晴ちゃん、ほんとにうれしそう。 「それに、最後だからね。」 ... え? その言葉を聞いたとたん、急にまわりの空気が冷たくなった気がした。 最後? 中学生最後? ... ううん。ちがう。 普通ならそういう意味だけど、あたしにはわかる。 晴ちゃんが言った"最後"は、卒業の最後じゃない。 「私、余命宣告されたんだ。」