「まぁゆっくり治していこうな。」 あたしは小さくうなずいた。 「え?でも... 卒業式...。」 おそるおそる聞くと、亮樹兄ちゃんが言った。 「あ... そうだよな。なぁ桜。卒業... 出たいよな?」 すこし、ぎこちない声。それを、余計にあたしを不安にさせる。 「うん。出たいよ... ?」 亮樹兄ちゃんはすこし首をかしげると、うなずいた。 「わかった... 。」 ... え? あたし、卒業式... 出られるの?