「あ、そういえば。」
亮樹兄ちゃんはあたしに封筒をわたした。
え、... もしかして。
「検査の結果とかいらない!なんにもいらないもんっ!」
大きな声で言ってしまったけど、笑われた。
「ちがうって。学校の。この前担任の先生が届けてくれたよ。
卒業式のね。」
体がぴくっと動いた。
... 卒業式?
卒業式?
「ほ、ほんと?」
思わず、その封筒を開けた。
そこには、卒業までの日程表や出席の手紙。
卒業まで、残り1週間。
あたし... 出れるのかな?... いや、出来ないよね。
わかってる。... わかってる、はず。
なのにッ... なのに...
ポロッ
どうして、涙... 出てくるの?


