「...... 移植?」 梅の花が満開なり、春の訪れ。 すこしばかり、あたたかい風があたしの横を通る。 そんな中、あたしはいつものように、病室にいた。 そのとき、亮樹兄ちゃんの口から出てきた言葉だ。 「そう。骨髄の、だけどね?」 "移植"っていう言葉は、本当に心の底からぞわっとさせる。 あたしだって、聞いたことくらいあるよ? けど。けどさ。 それは、テレビの中のことで... 現実なんて。