生き続ける意味







「ありがと。助かったわ。」



佑真は片付けをしながら笑った。



「余裕余裕。事務作業つかれてたし、ちょうどよかったわ。」


なんて言いながら、のびしてる。



...嘘つけ。目の下、くまがひどいし。本当は疲れきってたんだろ。


そう思ったけど、黙っといた。




片付けが終わって、佑真が俺の隣にどかっと座った。



「あー、終わった。...よし、次は亮樹の話を聞いてやるよ。んで?桜ちゃんはどうなったの?」


どばーっとそのまま後ろに倒れて、大の字になりながら言ってる。



いや...いまの疲れきってる佑真に言うのは申し訳ないかな...。


俺はそっと立ち上がった。




「佑真、お前疲れてんだろ?だったら早く帰って休みな?

俺の話は、また明日でも聞いてもらうし。」


そう言ってその場を去ろうとしたら、腕をぎゅっとすごい力で握られた。


びっくりして振り返ると、さっきのふざけた表情とはうってかわって、真剣にこちらを見ている佑真がいた。