心の底からパアッと嬉しくなって、思わず亮樹兄ちゃんに抱きついた。 「あたし、亮樹兄ちゃんがいいっ!」 「うん。わかってる。」 そう笑われたけど...。 「亮樹兄ちゃん...ありがとう。」 そしたら、強くぎゅっとされて。 「...桜、また一緒に頑張ろうな。」 あたしの胸は、さっきとは変わって、ポカポカしていて、あったかい。 切ってしまった指も、いつの間にか痛みは消えていて。 なんだか、このまま病気が治っちゃうような気まで...してくるような。 そんな気がした。