ゆっくり顔をあげると、にこっと笑った亮樹兄ちゃんがいた。
「亮樹兄ちゃん...?」
すると、あたしの目ををみて。
「それに、...やっぱり俺しかいないな。こんな目に合わせたのも俺のせいだし、しっかり責任を果たさなきゃ。
だから... 桜のこと、助けられるのは俺しかないな。」
また微笑んで、あたしの頬をぎゅっとつまんだ。
「桜?桜がいいなら、俺が... また俺が責任もって治す。約束するよ。
桜は、どうしたい?」
それって.....また、あたしの主治医になってくれるってこと?
他の誰でもなく、亮樹兄ちゃんが治してくれる?
そう思うと、自然とパーっと笑顔になってきて。
涙が一粒ポロリと落ちた。
「...ほんと?亮樹兄ちゃんが治してくれる?」
「うん。俺が桜のこと、助けるよ。」


