亮樹兄ちゃんは怒ってるんだろうな。
あたしがそんなことしようとしたの。
「あんなことしても、あんなことしようとしてもっ...あたしのこと、嫌いにならないの...?」
震える声をがまんして言った。
もし、これで嫌いとかいわれたらどうしよう。
すると、亮樹兄ちゃんはあたしを起き上がらせて、座るように言った。
「だるくないか?体つらくない?」
こくっとうなずくと、亮樹兄ちゃんは、微んだ。
そして、手をぎゅっと握られる。
「いい?桜。俺は、どんなことがあってもお前を嫌いになったりしないよ?」
その言葉を聞いて、思わず顔をあげた。
亮樹兄ちゃんの瞳はやさしくて、安心する。
...ほんと?嫌いに...ならないの?


