亮樹兄ちゃんは、しばらく黙りこんだ。 じっと一点を見つめて、考えてる顔。 亮樹兄ちゃんがこんなになるなんて... あたし、みたことない。 しかも、病気が治るのかって言う質問で、迷うなんて。 いつもだったら、"大丈夫" って笑顔で言ってくれる。 たとえ、病状が悪くても。 ... でも。今は、黙ったまま。 あたしは、それで察したんだ。 言葉で言われるより、鮮明に。 あたし、ほんとうに病気がひどくなってるって。 あたしが、病気に負けちゃうのも、時間の問題かもって。