「私、桜ちゃんが昨日搬送されてたとこ、たまたま見たんだ。一時帰宅してたんだね。」
微笑んで、「いいなぁー」とつぶやいた。
「晴ちゃん...?」
「んー?あー、私、今検査終わったとこなの。 毎回毎回やってるけど、やだなーって。
主治医の先生が、そのたびに結果言うんだけどね?”悪化してる” しか言わないの。
わかってるんだけどね、もう悪くなる一方だって。
でもさ、だったら検査なんてしなくてもいいじゃん...って。思って。」
晴ちゃんは苦笑い。
「私も家に帰りたい。」
あたしはどう答えることもできなくて、うなずいた。
晴ちゃんは腕に当ててたタオルをとると、ポケットから絆創膏をだして、はってくれた。


