「ほら、乗って?背中。家まで送ってく。」
........。
それでも、今日はなんだか諦められなくて、そのまま座り込んだまま。
「......ちゃんと亮樹先生に診てもらうんだよ?」
「そんなのしたら、絶対に病院行けって言われるもん。」
「頑張って行けばいいだろ?」
「......やだ。」
あたしの放った言葉で、一瞬しーんとなった。
あきらかに、空気が重くなったのがわかる。
「......いいかげんにしろよ。」
上からすこし低い、怒ったような声が聞こえた。
おそるおそる上を見上げると、険しい顔をした、翔の姿が...。


