「じゃーね、桜!また学校で!」 「うん!バイバイ!」 カチャリと閉まったらドア。 しーんとした空気が流れる。 そっと振り替えると、あたしのことをじっと見つめた翔の姿が。 「...あれ、翔は帰らないの...」 その瞬間、目の前がふわっと翔が近づき、体があたたかくなった。 ドクドクする心臓。 頭の中がはてなマークでいっぱい。 ......え?あたし、翔に..抱きつかれてる...?