翔はそう言いながら、あたしのほっぺをぎゅっとつかんだ。 「へ?な、なによ翔...。」 当の本人はニヤッと笑って。 「受験までにしっかり食べて体力つけろよ。あと、戻ってきたからって無理すんな。わかったか?」 わ、わかってますから早く手をどけて... しぶしぶ目を合わせないでうなずくと。 「わかった?」 「わ、わかりましたからっ!」 苦笑いしてようやく手をどけてくれた。 ねぇ...翔、ドS化してない...?