「ねぇねぇ、そんなこといいから早く病院出ようよ!」





早く早く病院から出たい!


外の世界に...。





「わーったから。まぁとりあえず話聞け。」








案の定、そこから注意事項やら約束やら勝手に結ばれて。



聞いてるつもりだけど、当然、頭に入るわけなく。





「...わかったか?体調崩したらすぐに病院戻るから、体調管理しっかりしろよ?」







「はいはいはーい。」





とりあえず返事をしとくと、イスから腰を上げた。




「亮樹兄ちゃんっ、早く行こ!」





「はいはい、じゃあ帰るか。」