ようやくついた...。 「はいっ、これ...!」 亮樹兄ちゃんに巾着袋をわたすと、もうくたくたで床にぺたりと座り込んだ。 い、息が苦しい...。 「直人君、これ吸えるかな?」 亮樹兄ちゃんの優しい声に、うんうんとうなずく直人君。 そして、直人君はゆっくり吸入器を口にあてる。 「ハァハァ...ゴホッケホッ... 」 がんばれ.....! にしても、亮樹兄ちゃんの声。 めっちゃ優しいじゃん。 この前あたしに怒鳴った声とは大違い。 声ってこんなに変わるもんなのかね...。