生き続ける意味


あたしは、ゆっくり目を開けた。


亮樹兄ちゃんは、あたしの頭をクシャクシャっと撫でた。


「えらい。じゃあ、俺は行くけどベッドの上でゆっくりしてるんだよ。」


「...わかってるよ。」


そうほほえんで見せると、亮樹兄ちゃんは出ていった。