「神谷先生、こっちおねがいします!」 治療室に入った瞬間、あちこちでとぶ声。3台のベッドはすべてうまっている。 そばにいた看護師に声をかける。 「状態は?」 「先ほど交通事故があって、家族3人が負傷。この女の子は、頭と全身をを強く打っていて、今は危険な状態です。」 あわてているように早口で言うと、”おねがいします。" とだけいって去っていった。 俺はベッドのほうに目を向ける。 そして、すぐに処置をはじめた。