生き続ける意味


いや、だって朝の6時だぞ。日もついさっき上がったくらい。


もちろん、さすがの病棟内でも寒い。


「桜、なんで起きてるの?もう少し寝てたら?」


あえて、さっきの"お手伝いしたい!” のところはカット...。


ところが、急に不機嫌そうな顔をした桜。


「あたし、お手伝いしたいの!もう目が覚めたっ。ねぇ、なんかお手伝いするのない?」


よくみると、毛糸の靴下にふかふかの掛け布団を体にくるんでる。