ふと受付の方を見ると、こちらを向いて盛大に手を振っている、桜のすがた...。 ...あいつ、どうしたんだ。 「...なに?」 眠くて重たい目をこすり、受付まで足を運ぶ。 桜は、にっこりして。 「亮樹にーちゃん。なにかお手伝いしたい。」 朝っぱらから何いってんだ、こいつ。