ん......まぶしい。 ふと目を開けると、見馴れた天井がある。ここ、あたしの部屋だ。... そっか、亮樹兄ちゃんが連れてきてくれたんだ。 なんか右手にあたたかい感触があった。 「...亮樹兄ちゃん。」 亮樹兄ちゃんが、あたしの手をぎゅっと握ってくれていた。 服もスーツのままだし、あたしが寝ていたベッドに寄りかかるようにして寝ている。 このままじゃ、風邪ひいちゃう...。