あ...もう、窓の外がオレンジ色から暗くなりかけてるよ。それに、寒そう。
「下まで送ってくよ。ほら、行こう?」
そう言って、病室を出ようとしたら翔に腕をつかまれ、そのままベッドへ。
「だめ。お見送りはいいから、ゆっくりしてな?ってか、勝手に病棟出ていいのかよ。」
あたしは首を振る。
「いいの!ちょっとくらい...、だいじょうぶ... でしょ。」
だんだんと声が小さくなっていく自分に不安を感じながらも。
うん、大丈夫だと思う。そうだよ、入院患者だって、たまには息抜きで外の空気すわないとね。
そう自分で勝手に納得して、廊下へ出た。
あとに続いて、実優と翔と出てくる。
うーん!いくらなんでも、何時間も座りっぱなしでおしゃべりは大変だね。楽しかったけど!
思いっきり伸びをして、体の力がぬける。


