「だから、きりを良くして年明けから始めようと思ったけど...。もういいね、明日からでね。」 えっ!ほんとにっ?...って、 「やっ、やだ!!年明けからがいいっ。」 「......ほんとうに大丈夫?治療始まったら、今みたいなわがままもきけなくなるからね?」 「わかった!わかったから!」 やったぁー、治療まで時間がある! あたしは、もう話はこれだけだろうと思い、イスから立って、診察室のドアに手を当てた。 「桜。」