「あたし、生きるんだよ。ずっと、ここにいる。」 「......絶対に、手放しゃしないんだからな。」 その声は、らしくなく、うわずっていた。 今度は、あたしが背中をさすりながら。 あたしたちの後ろから見守るような、夜星は天の川でいっぱいに広がっていた。