まるで、時間が止まったかのように。


静かに、辛く苦しい闘病の始まりを告げられた。





「......そう、なんだ。」


他人事みたい。自分でもそう思った。


けど、それしか言葉がでない。


もちろん、こんなおおがかりな検査をするくらいなら、再発してるって覚悟はしてた。


でも、心のどこかで、もしかしたら違うかもしれないっていう希望があったんだ。


それを、一瞬のうちに粉々に破壊した、たった一言。