「えー、暗くなるし俺送ってくわ」 さらっと結城君がそう言った途端、周りにいたバスケ部員は 「結城先輩、彼女ですか!?」 「え、及川さんじゃん。まじ??」 「結城、お前.....」 あろうことか私が彼女だと勘違いし始めた。 (あー、いや、そういうんじゃなくて、結城君はー....) 心の中で否定すると、 「いやいや、皆勘違いだって!及川は彼女じゃないって」 そうそう。そうだよ。 よかった、弁解してくれて。 そう思ったのもつかの間。