眠りの森のシンデレラ


登麻里と薫の言葉通りだった。
地下室の階段を下りた途端、清は琶子を抱き締め、口付ける。

だんだん深まるキスに、琶子は窒息死しそうになり、清の胸を押し、逃れようとするが、そうはさせじと清の両手が琶子をしっかりホールドする。

「もう! 清さん、私を殺す気ですか」

ようやく唇を離され、ハァハァと荒い息使い収めると、琶子は頬を膨らませ、盛大に文句を言う。

「まさか、大切な人を殺しはしない。まぁ、ベッドの上なら有り得るが」

崩れ落ちそうな膝を、かろうじて両手で押さえていた琶子は、その言葉の意味することが分かった途端、ヘナヘナと床に座り込む。

「こらこら、そんなところに座るな。安心しろ。お前の準備ができるまでもう少し待ってやる」

何の準備?
琶子は差し出された手に掴まりながら清を見る。

「お前は俺のものだが、本当に俺のものにするまで、もう少し待ってやると言っているのだ。お前の身も心も俺を本当に欲するまで」

身も心も欲する?

「清さんは、欲しているのですか? 身も心も」
「当たり前だろ!」

お前はバカか! と清は両拳で琶子の左右の米神をグリグリする。